Reach Out to Ecology

ひとりでも多くの人に、手の届くエコを。

雨が降るといつも気になる。

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台風ですね。
梅雨時もモヤモヤしていたけれど、久々の本格的な雨降りを前に、また同じモヤモヤが頭をもたげてきたので書いてみる。
何かというと、使い捨て傘カバーの話。
スーパーやデパートや病院や本屋や、色んな公共施設の入り口で見かける、ビニールのあれ。

いつ頃からあるものなのかはわからないけれど、1回使われた後は、リサイクルに回されるのかゴミになるのかも定かでないあれは、プラスチックフリーを意識する前から、「すぐごみになっちゃうの、切ねぇなぁ……」と気になっていた。

とはいえ、濡れた傘を持ち歩いて施設内を濡らして、うっかり誰かが滑って転ぶ原因を作ったりしてはいけないし。
ああいうのは、利用者へのサービスという以上に、
「うちの施設を皆さんに気持ちよく使っていただくためのマナーとして、ご協力下さいね」
という、公共マナーと安全性を確保したい施設側の想いがあるのかな、という気がしているので、そのご意向はなるべく尊重したい。

なので昔からよくやっているのは、 使用済みのところから1枚拝借してリユースすること。
そんな不衛生なものじゃないし、破れていなければ十分に使えるし、こんなにリユース向きのものはない。(たぶん)
最初は、ごみ箱を漁るみたいでちょっとドキドキしたけれど、無駄な自意識過剰を脱ぎ捨ててみれば、案外周りの人も気にしちゃいない。
最近はむしろ堂々と「みんなも無駄遣いしないでこっちから使ったら?」くらいの気持ちで失敬している。(やっぱり自意識過剰)

更には、濡れた傘をしまっておけるのは、電車やバスに乗るにも自分の荷物や他の人の服を濡らす心配がなくて気楽なので、そのままもらって帰ったりもする。

家に帰ったら軽く洗って乾かして。
乾いたのをくるくる捻って傘の持ち手に結びつけておけば、次の雨降りで出かけた時には、家から持ってきたそれを更にリユースすることができる。
リユースに次ぐリユース!
貧乏くさいかもだけど、私の中では
「ああぁぁ……この世にまた新たなプラごみを生み落としてしまった……っ!」(劇画調)
という精神的ストレスから解放される爽やかさの方が勝るので、今のところ細々と使い回し生活を続けている。

しかしこの袋はやっぱり、基本的には使い捨て用に作られたものなので、何回も使っていると当然先端に穴が開いて、本来の役目を果たせなくなってくる。
試してみた感覚的には、大体1枚5、6回が限界かな、といった感じ。

いっそしっかりした傘カバーを買おうか?
なんてことも思って色々みて回ったりもするけれど、撥水素材は基本的に化繊・プラ製品だし、年がら年中雨が降っているようなところに住んでいる訳でもないし。
使い捨てカバーをリユースしながら過ごすのと、傘カバーを持つのと、一生涯のプラごみの量はどっちの方が多くなるのだろう。
そんなことをぐるぐる考えて、考えあぐねたまま、私は明日もまた使い捨て傘カバーとともに出かけるのでしょう。

↑ ちなみに、現在購入を迷っている最有力候補はコイツ。
プラに抵抗はあるけど、吸水性に優れたマクロファイバーが内側を覆ってるのは、濡れた傘を入れるという目的には適してるし、サイドファスナーで全開にできて乾かしやすいのも衛生的でいい。
レビューを見る限り肩掛けは微妙そうだけど、そこに期待しなければアリか?

というわけで、このお品の使い心地や、他のオススメを知っている方がいたら、是非ぜひ教えて下さいませ。
ではでは。